やり直し英文法講座へようこそ♪
突然ですが、日本に住んだこともないアメリカ人のメアリに
「肉じゃが作って」と言ったら、どうでしょう?
メアリが肉じゃがを作ってくれる可能性は非常に低いですよね。
というのも、作り方を知っている人が周りにいないし、材料もそろえられないから。
というより、そもそも肉じゃががどんなものか知りません。
でも、メアリに肉じゃがの作り方のレシピを渡して、ジャガイモ・ニンジン・・・といった材料をそろえてあげたら、どうでしょう?
なんとか、肉じゃがを作れそうですね。
その作った肉じゃがを食べた人が、「ちょっと塩味足りないよね」というフィードバックをくれたら、それを参考に、さらに肉じゃがの腕をあげてきますよね。
私たちの英語も、これと一緒なんです。
子供のときから英語圏にいた、周りに英語を話す人がいた、というのでなければ、
まず英文法(レシピ)と英単語(材料)から揃えていかなくてはいけません。
なので英文法は、避けて通れないんです。
とはいっても、意味のない英文法は、いそがしい日々のなかで、頭に残らないですよね。
たとえば、受動態や完了形、仮定法過去。
こういった英文法が苦手な人が多いのは、なぜその文法が大事なのか、どうやって使えるかが分からないからです。
使えるかどうか分からないものに、忙しい中、なかなか意識は向けられませんよね。
でも実は、これらの英文法、日本語とは違う場所で使われるんです。
たとえば受動態。日本人にとっては、限られた場合でしか使いません。
でも、実は英語では、ものすごく活躍の場があるんです。
というのも、日本語では主語をよく省略します。また、無生物(物)を主語にすることがありません。
でも英語では、主語は省略できません。そして無生物主語で文を作れます。
そこで英語では、主語がなくて困ったときに、物を主語にして、受動態で文を作るんです。
自然と、英語では日本語より、受動態の活躍の場が広いんです。
こういった日本語と英語の考え方の違いを理解できないと、文法ルールだけ知っても、なかなか自分のなかに落とし込めませんし、使いこなせません。
このやり直し英文法講座は、考え方の違いや背景、実践で使える方法もお話しています。
概念からわかれば、実際に英語を話すときにも、英文法を使いまわせるようになります。
もちろん、TOEICや英検対策にも役立ちます。
ある程度の文法知識がないと、試験問題をやっても遠回り。
もし「模試をやってみたけど、回答をみても、さっぱり理解できない・・・」という場合は、基本の英文法から、英語をはじめてみてくださいね。
あなたの英語を、心から応援しています!