やり直し英文法★現在完了 I have loved you は「ずっと愛してた」

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やり直し英文法、今回は、完了形!

完了形が苦手、使い方がわからない、という人、多いです。

私も、あんまり好きじゃありません(^^ゞ

理由は、「完了形なんて概念、日本語にないから。」

他の英文法の説明でもお話してきましたが、分かりにくい英文法って、じつは文法が分からないんじゃないんです。

「なんでこんな考え方するの?」ってところが、理解できないんですよね。

そこがわかれば、文法は単なるルールなので、スルっとはいってきます。

今回も完了形の考え方からお話していきますね。

これでもう、完了形に悩まされなくなります^^

現在完了形の意味

まず、現在完了形の意味。

先ほど完了形は日本語にはない考え方、といいましたが、実は昔はあったんです!

古語の助動詞、「つ」「ぬ」「たり」「り」は、完了形を表すものでした。

たとえば、こちら。

「たり」の変化形「たる」が使われています。

春はあけぼの。

やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 

あの「枕の草子」の冒頭ですね^^

ここの「たる」は、実は、完了形。

「紫がかっている雲が細くたなびいている」といった意味です。

当時は、日本にも完了形があったんですが、時間とともに、なくなっていったんでね。

では、完了形とはどんな概念か。

それは、ずばり、【現在と過去がつながっている】ということです。

たとえば・・・

I love you. 「愛しています。」

今の気持ちを伝えています。

I love you. 「愛していた。」

といえば、過去の気持ちを伝えています。

つまり、今はもう愛していないんですね。

I have loved you. 「ずっと愛してきた」

これは過去から今現在までの期間の気持ちです。

スッキリしてきました?

現在形と過去形と完了形、注目している時が違う、ということです。

もうひとつ例を見てみますね。

A. I lost my key.

B. I have lost my key.

A.の文章だと「カギをなくしたの」となります。

過去にカギをなくした、ということはわかりますが、今どうなのかは、この文章だけではわかりません。

B. の文章だと「カギをなくしてしまったの」となります。

過去にカギをなくして、そして今もそのカギがないという状況が続いていることを表しています。

過去から今まで続くということを示す完了形。

ではつぎに、完了形をつかう時の具体的な方法をみていきますね。

現在完了形:完了

He has gone to China.

「彼は中国に行ってしまった」

中国にいってしまって、今も、その状態っていうことですね。

He has just finished the homework.

「彼はちょうど宿題を終えたところだ」

と、今ちょうど終えた状態の場合にも使います。

これは最近、has なしで表現することもあります。

ということは、単なる過去形です!

かつて日本語にあった完了形がなくなっていったように、言葉の使い方は変わっていっています。特に話し言葉では、文法ルールは絶対ではありません。

現在完了形:経験

He has ever been to China.

「彼は中国に行ったことがある」

この場合、過去のことが経験として今もある、ということです。

この使いかたのときは、ever 「かつて」という副詞は、完了形とセットになってよく出てきます。

「いったことがある」と経験を伝えるときは、went to ではなく、been to といいいます。

現在完了形:継続

これは、一番わかりやすいです。

過去のある時点から今までずっと続いている、ということです。

先ほど例でもだした “I have loved you.” ですね。

他にも、こんな風に言えます。

They have live in Saitama since I was 10 years old.

「私は10歳のときから、(ずっと)埼玉にすんでいます。」

過去のある時点から今までずっと、という概念をだします。

文章の最後に、”for ~” や “since”  といった期間や時期を表す言葉がよくくっついてきます。

for のときは、こんな風になります。

They have live in Saitama for 10 years.

「私は10年間、(ずっと)埼玉にすんでいます。」

過去完了

それでは次に、完了形の過去形も、ちょっといきますね。

作り方は、have を had にするだけです。

使い方は、次の2つです。

①過去のある時点より前のことから、過去までずっと続くことを伝える。

②過去のある時点より前に起こったことを伝える。

現在完了形が、過去のある時点から今までずっと続くことを伝える、の過去バージョンですね。たとえば、こんな文です。

She went out after she has cleaned her room.

「彼女は部屋を掃除してから、出ました。」

彼女が部屋を掃除したのは、彼女が家をでるより前だったんですね。

なので、過去完了形が使えます。

でも、ここで、ちょっとまった!!

そんな面倒な文法を使わなくっても、過去形でも、同じことはいえますよね。

She went out after she cleaned her room.

これで、意味はほとんど、同じです。

どうしても時を強調したいのでなければ、過去形で十分です。

というわけで、仮定法過去完了は、普通の完了形よりも出番は少ないです。

会話のなかで頑張って使わなくても大丈夫。

ひとつだけ「絶対仮定法過去完了でないと伝えられない!!」という状況があるとしたら、それは、「ある時点でこうしていれば、過去はこうだったのに!!!」っていいたいとき。

そのある時点の状況が、過去に大きく影響しているときですね。

これって、人の人生のなかで、あるあるですよね^^

そんなときには過去完了形を使って表現してくださいね。

詳しくは、こちらの記事の中の「仮定法過去完了」をどうぞ。

まとめ

今回は多くの人の苦手ポイント、完了形をお話しました。

完了形は、過去のある時点から現在まで続く意識を表現できる文法です。

完了形を使っている言語は、英語以外にも結構あります。

そして実は完了形は、かつての日本にもあったものです。

枕の草子など、古文には残っています。

でも、時の流れとともに使われなくなっていたんですね。

ただ概念としては今もありますし、「た」で終わる文章が完了だ、という人もいます。

実際に使われる用途としては、

■完了

■経験

■継続

の3種類があります。

文法として3つに分けられますが、要するに、過去から今まで意識が続いている状態のことです。

ちなみに “He has just finished his homework” のような文章は、普通に過去形で表現したりもします。

かつて日本でも使われていた完了形がなくなっていったように、英語圏でも、完了形の使い方、変わってっいっているんですね。

細かい文法ルールを覚えるより、その文法が使われる「概念」を理解したほうが、覚えた英文法を実際の会話で使うときに役立ちます。

ただ、もしあなたがTOEICや英検、そして受験のための英語の文法力が必要なら、少し話は別。

概念を知ったあと、一番売れている文法の問題集を2回以上、繰り返してやってください。

試験の結果がガラリと変わります^^

あなたの英語を応援しています!

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