英語の勉強のだいご味は、好きなことを「英語で」できること。
好きな本を読んでも、好きな歌を聴いても、英語の勉強になります(^_^)
あなたが歌好きなら、ぜひ、洋楽や英語の歌を聴いたり、歌ったりしてみてください。
そのときのオススメの方法、お話しますね。
元バンドマンの耳から覚えた英語力
その前に、歌から英語を覚えるとどうなるか、元バンドマンのお話をしますね。
彼は以前 開催していた教室に通っていた生徒さんです。
英語の文法や単語は、相当、覚えていない状態で「やりなおし英語」をしにきました。
あるときクラスで Medecine という単語がでてきて、「なんでもいいから英文を作りましょう」と言ったときのこと。
彼は超カンペキな発音で、さらっと、
”Your love is like bad medicine”
と、言ってのけたのです。
おもわずみんなで、「おおーーーっ!!」ってうなっちゃいました。
正直、かっこよかったです(^^)
こちら、訳すと「キミの愛はわるいクスリだ」
Bon Jovi の ”Bad Medicine” という歌の歌詞ですね。
彼は歌詞はすべて頭にはいっているので、考えずにぱっと英語がでてくるんですね。
耳で覚えているので、発音がカンペキなんです。
英語の発音って、音が消えたり、くっついたりします。
さきほどの「Your love is like bad medicine」だと、「is」とか、すっごく小さな声になります。
歌を聴いて発音を覚えると、こういう細かい発音も、自然と身がつきます。
あなたが音楽好きなら、ぜひ、英語の歌で楽しみながら英語力アップしてくださいね。
ただ「聴くだけ」では、ちょっともったいないです。
できれば歌詞をみて、それを自分で訳して意味を分かってから聞くと、リスニングに効果があります。
・・・といっても、英語で読んでぐっとくる歌詞って、なかなかないですよね。
そこで日本語の歌が英語になっているものをご紹介しますね。
英語版、ミスターチルドレン「終わりなき旅」
まずはこの、「終わりなき旅」英語版、ちょっと聞いてみてください。
ミスチル好きなら、もう、ぜったい、ぐっときます!
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=q34VO6nNN1g
英語の歌詞を抜き出すと、こんな訳です。
★日本語歌詞:高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな。
■英語歌詞:But the higher that the wall is in front of you
All the better you will feel once you’ve made it through
◆直訳:あなたの前の壁が高ければ高いほど、一度やりとげたら、あなたはいっそう心地よく感じるでしょう。
★日本語歌詞:まだ限界だなんて認めちゃいないさ。
■英語歌詞:I’m not ready to give up, I haven’t reached my limit yet
◆直訳:あきらめる準備なんてしていない。まだ自分の限界にたどりついていない。
こちらは、渡辺レベッカさんという人が翻訳して、歌っています。
翻訳は人によって変わります。
同じ部分をミスチルの歌詞を英語にしているサイトでは、こんなふうに訳していありました。
★日本語歌詞:高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな。
■英語歌詞:I feel great when I climb progressively higher walls.
◆直訳:次第により高い壁を登っていくと、気持ちがいい。
★日本語歌詞:まだ限界だなんて認めちゃいないさ。
■英語歌詞:I wouldn’t recognize the boundaries.
◆直訳:限界は認識しない。
参照元:https://ijahlovesmrchildren.wordpress.com/2008/08/05/mr-children-owarinaki-tabi/
同じ歌詞なのに、訳し方がいろいろでおもしろいですよね。
あなたは、どちらの英語訳が好きですか?
私は個人的に、渡辺レベッカさんの歌詞のほうが、だんぜん、ぐっときちゃいます(*´∀`*)
というのも、使っている単語がシンプルなんですね。
たとえば、give up, limit, reach…
すっごく身近な単語ばかりなのに、より深い意味を伝えようとしています。
言葉の力がある人の訳だと感じます。
もう片方の訳は、progressively, recognize… と、ちょっとだけむずかしめの単語です。
わりと直訳に近い感じです。
意味は分かるんですが、より深い意味は伝わりにくいです。
もちろんこのサイトの訳は、ただ意味を伝えるために作ったものだと思うのですが。。
ちなみに、私たちは普段意識しませんが、日本語って、日常会話でも歌詞でも、主語や目的語が省略されてしまう言葉です。
ここが、英語にするときに大変だそうです。
この歌詞のなかの「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな。」の部分も、主語も、細かい説明も、すっとばされていますよね。
これを聴いた日本人なら、「(あなたが何かをやりとげようと思ったとき、)難易度が高ければ高いほど、やりとげたら、ぐっとくるよね。」という意味だって、なんとなくわかりますよね。
英語にするときはこの「(あなたが何かをやりとげようと思ったとき、)」という場所を補ってあげないと、意味が伝わりません。
レベッカさんの歌詞では、この部分に、こんな言葉をいれています。
once you’ve made it through (あなたが一度やりとげたなら)
もうひとつのサイトでは、こうなっています。
when I climb (私がのぼったとき)
どうでしょう?
だいぶ、違いがありますよね。
レベッカさんのほうが、より深い意味を伝えていませんか?
外国語は、こんなふうに、色んな形に翻訳できます。
もし英語がわからないと、それを日本語に翻訳した人の訳がイマイチだと、良さが伝わりません。
もしかしたら、オリジナルの歌詞はいいのに、翻訳がイマイチで、好きになれない歌もあるかもしれません。
英語がわかるようになれば、きっとあなたが好きな洋楽がもっと増えると思います(*^_^*)
洋楽のおすすめはビートルズ
もし洋楽から入りたい場合、おすすめは、やっぱり、ビートルズ。
参照元:https://tower.jp/article/feature_item/2018/08/08/0102
シンプルな言葉しか使っていないのに、意味が深いんです。
一般的に洋楽で英語を勉強するときにビートルズがすすめられるんですが、それはこういった理由から。
シンプルな単語や文法だけで、深いことを伝える。
歌を聴く人への愛が感じられますよね。
彼らが世界的に有名になったのは、この愛があったからだと思うんです。
★なぜ基本の英単語で深い意味が伝えられちゃうか?英語の単語の語源に由来してます!
渡辺レベッカさんってどんな人?
先ほどの歌を翻訳して歌っている渡辺レベッカさんですが、アメリカ人です。
日本に興味をもって留学し、日本語を覚えました。
はじめは翻訳者をめざしていましたが、実は歌手になりたかった、という夢を捨てられないでいる自分に気づいたそうです。
そこで、自分に問いかけます。
生まれて初めて自分に大事な質問をしてみました。
「どうして私は歌手になれないの?」という質問を。
それは、舞台負けするからなのか? 楽器ができないからなのか? 音楽理論に詳しくないから? それか、今さら始まっても遅すぎるから?
前から自問していた様々な「理由」はただの「言い訳」に見えてきました。
参照元:https://blueeyedutautai.jimdo.com/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB-profile/
なにかをしないでいるための理由は、結局、ぜんぶ言い訳。
すごく、つきささる言葉です。
レベッカさんは、それから歌手になるための道をすすみます。
数年前にテレビにも出演しました。
そして日本人の旦那さんと一緒に、色々な日本の歌を英語にして活動されています。
ミスチル以外にも、色々な日本の歌手の歌をカバーしています。
よろしければ聴いてみてくださいね。
まとめ:英語の勉強に洋楽も有効
今回はまとめ・・・というほどではないんですが、
英語の勉強に、英語の歌を聴くのは、有効です!
ただ、聞き流すだけでは、ちょっと、効果がうすいです。
耳では覚えていても、単語の意味が分からないので、そのあと使いこなせません。
できれば ぜひ歌詞をみて、自分で訳してみて、歌詞を感じてくださいね。
英語の単語の意味が、刻み込まれて、単語力がぐっとのびます!
そのあとに聴けば、リスニング力がさらにのびます。
残念ながら わたしは歌詞にはぐぐっとくるんですが、歌はうまくありません・・・
そういうのも関係しているのか、以前は外国人にスルーされる英語発音でした ><
この状態では洋楽を聴いても、効果はいまいちです。
「英語の発音をなんとかしたい!」と本気で思ったとき、ネイティブの子供が習う発音ルールを知りました。それから正しい発音がわかり、リスニング力もアップしました。
もし、あなたも「洋楽は歌詞がわかっていても、聴き取れない!」という場合には、まず、ただしい英語の発音を知るところからはじめてみてくださいね^^
リスニング力がぐっと変わります。
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