2年後、大学入試試験でTOEICや英検が有効に!英語が話せる日本人倍増計画進行中

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2020年、平成30年から、センター試験が変わります。

呼び名もセンター試験から、「大学入学共通テスト」に変わります。

そのなかで英語のテストがガラリと変わります。

ひとことでいうと、なんと、テストが外部委託になっちゃうんです!

TOEICや英検といった外部の試験の結果が、センター試験の英語の成績として認められるようになります。

目的は、英語を実用レベルで話せる日本人を増やすため。

数年後に社会にでる若者は、先輩たちより、ずっと高い英語力をもっているはず!

この一大チェンジはなぜおこるのか、新たな英語の試験はどういうものか、そして今後について、お話していきますね。

変化は先にとらえたものが勝ちます。

あなたにとっての英語の意味が、また変わってくるかもしれません。

大学入試試験で英語が変わる舞台裏

実は以前から、楽天の三木谷社長などが中心となり、英語力を4技能でみる試験の必要性が解かれていました。

4技能とは、「聞く(listening)」「読む(reading)」「話す(speaking)」「書く(writing)」です。

★ちなみに三木谷さんといえば、社内英語公用語を有言実行したことで知られています。

会社のあとは、日本の英語を変えちゃうってことですね。

これまでの英語教育は「読む」、せいぜい「聞く」に重点が置かれていました。

いってみれば、受け身の能力です。

大事ですが、それではいつまでたっても、日本の立場は弱いまま。

海外とビジネスをしていくには、そして国際競争力をもつには、「話す」「書く」というアウトプットができる日本人を増やすことが大事です。

そこで、今回の改革に至りました。

実はちょっとまえから、公立の小学校でも英語の授業が取り入れられたことがニュースになりましたよね。

すこし脱線しちゃいますが、小学校の英語の授業をお話しますね。

私の長女は小学生(6年生)なので、まさに、学校で英語の授業をうけています。

公立小学校での英語の時間は、グローバルスタディ、というそうです。

なんか、違和感ありますけど^^;

地域による違いもあるかと思いますが、娘の学校では、週2回の授業のうち、1回はフィリピンの先生がきてくれるとか。

日本の先生だけではなく、外国人の先生が教えてくれることにちょっと緊張感はあるようです。

ただ、30人の生徒を相手に週1回、45分間では、できることは限られています。

全員が直接先生と話したりとかはできないそうです。

ただ、確実に以前との変化を感じます。

そして今回の大学入試試験の変革です。

なぜ外部の力をかりるの?

小学校のときと同じで、そのままの体制ではアウトプットの試験は実施できません。

ただ「変えてね。よろしくね。」「はい!変えます。」とはいきませんよね^^;

試験問題を作る際、そして採点する際、リスニング問題や読解問題のほうが、断然、ラクです。

たとえば、一般的にTOEICテストは、TOEIC L& Rリスニング&リ―ディングテストをさします。

つまり、リスニング力と読解力を見るもの。

採点はマークシート方式です。

だからこそ、お手軽価格で実施できます。

2018年10月31日現在、TOEICの受講料は5725円で、ほぼ毎月実施されています。

ところが、話す能力、書く能力までみたら、受験料も手間も大きく変わります。

TOEICのスピーキングとライティングテストは、約2倍の10260円がかかります。

いちからスピーキング・ライティングテストを実施するとなると、テストを作る際のノウハウが必要になってきます。

そんなこと、各大学で、そして文部科学省でも、進めていけません。

すると、どんどん実施が遅れてします。

そこで、外部の試験の結果を利用できることになりました。

文部科学省の英語教育に関する情報を掲載しているサイト(英語4技能試験情報)を引用しますね。

“公益財団法人 日本英語検定協会実施の「全国の主要国公私立大学の入試関係者100名に大学入試についての緊急調査」によると、「大学入学者選抜について4技能を測定すべきと思う」と回答した人は66%になりました。一方で、「大学が独自で4技能を測定する試験を実施することは実現可能だと思う」と回答したのは11%にとどまり、4技能は測定すべきと思うが、独自で実施することは難しいという意見が多くを占めました。

参照元:英語4技能試験情報サイト

http://4skills.jp/education/neweducation.html

4技能をテストするのはいいけど、実施は大変だよ、ということですね。

そりゃ、そうです (-ω-)

間に合わないから、外部の試験を利用してね、ということなんですね

入試で認められる外部試験~ケンブリッジ英語検定・TOEIC・英検ほか

では実際にどういった試験の結果が、入試に際して認められるか。

そして点数の基準は!?

気になるこの点も、先ほどの「英語4技能試験情報」サイトに掲載されています。

CFERというものが基準となります。

これは、言語能力を評価する国際指標です。

このレベルにそって、各試験の点数の目安が記載されています。

参照元:http://4skills.jp/qualification/comparison_cefr.html

目安としては、CFERのB1 または B2 あたりを取れること。

英検でいうと2級から、準1級ですね。

なかなかのレベルです。

いつ試験を受けるか、ですが、高校3年生以降の4月~12月の間に受検した2回までの資格・検定試験の結果が大学に提供される、とされています。

★各試験の受験概要の詳細はこちらから。

あんまり聞いたことのない試験もありますね。

各大学とも、色々と思案中の時期かと思われます。

そして先月、あの東大が、出願レベルは「A2レベル」を公言し、ニュースになりました。

(1) 大学入試センターによって「大学入試英語成績提供システム」の参加要件を満たすと確認された民間の英語試験(以下、「認定試験」と言う。)の成績(ただし、CEFRの対照表で A2 レベル1以上に相当するもの)。
(2) CEFR の A2 レベル以上に相当する英語力があると認められることが明記されている調査書等、高等学校2による証明書類。
(3) 何らかの理由で上記(1)(2)のいずれも提出できない者は、その事情を明記した理由書
参照元:https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400099890.pdf

民間試験の成績は絶対ではない、ただ、基準として、CFERのA2レベル以上であれば、出願要件を満たす、というものです。

今後、各大学や塾が、こういった方針を踏まえて、動き出していくと推測されます。

といいますか、民間の塾はもちろん、ガンガン動いています。

数年前には楽天が「社員全員がTOEIC800点以上!」と公言してニュースになりました。

それも賛否両論あったぐらいですが、ちょっと先では、TOEICのリスニング&リーディングテストで800点を取ることは、当たり前になっているかもしれませんね。

まとめ:英語の入試試験で「話す」「書く」が加わるとどうなるか

いままでの入試は、2年後、大きく変わります。

センター試験ではなく、大学入試共通試験になります。

英語の試験には外部の民間試験の結果が採用されます。

TOEIC, 英検, IELTS, ケンブリッジ英検・・・といった試験の結果が認められます。

高校3年生以降の4月~12月の間に受検した2回までの資格・検定試験の結果が大学に提供される、とされています。

最初は移行期間とされています。そのうち、各大学が独自の試験問題をそろえていくかもしれません。

これまで「話す」「聞く」重視だった英語教育に「書く」「話す」という技能が加わることで、日本人の英語力は、大きく変わることが期待されています。

というか、そうしないと、この国は困ってしまいます。

現在、日本ではものすごい勢いで人口が減っています。

また、法人税が高いので海外企業を誘致しにくい。

さらに起業がしにくい土壌もあり、アメリカなどと比べ、画期的なサービスをはじめる起業家が生まれにくい状況です。

このままいくとどうなるか。

日本がすたれて、しまいます Σ(゚д゚lll)ガーン

外国人を受け入れて、さらに、海外に通用するビジネススキルとコミュニケーションスキルをもつ人材を育てていかねばなりません。

そうしないと、増えていく高齢者を負担できるお金も、ありません。

かなり差し迫った状況です。

そういったなかで、今回の英語の教育改革が進められていくように感じます。

★各企業は優秀な外国人獲得に動いています!

今後、日本の産業を守っていた壁は、なくなっていくかもしれません。

壁のひとつが、日本語の壁。

5年後、10年後、戦い続けるために、コミュニケーションとしての英語力は必須ですよね。