楽天の英語公用語の成果はTOEIC平均830点!三木谷社長の英語スピーチはいかに

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(参照元:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000139196.html

2010年、楽天が「社内の公用語を英語にする!」といってニュースになりました。

そして「TOEIC平均スコアを800点以上にする!」という目標をかかげました。

それから8年、楽天はどうなったのか?

着々と社員のTOEIC点数アップはすすみ、現在、社員の平均TOEICスコアは830点

8年前の526点から300点のアップです。

また社内の外国人の割合が2割を超えたそうです。

この英語公用語化、日本にどう影響したのか、そして、影響していくのかお話していきますね。

この先10年のスパンで見れば、ほとんどの会社で、社内公用語が英語!という時代になるかもしれません。

三木谷社長の英語公用語化宣言

2010年2月1日、楽天の三木谷社長は、朝礼で英語であいさつ。

社内公用語を英語にする、と宣言してニュースになりました。

英語を公用語にする目的は、次の3つ。

◆グループ企業間での情報共有

◆海外展開に向けて社員のグローバル化をはかること

◆優秀な人材確保(日本人にしぼると人材が限定される)

参考サイト:週刊ダイヤモンド:https://diamond.jp/articles/-/16303

その日を境に、社内英語化がすすみ、なんと、社員食堂のメニューまで英語になりました。

楽天がすごいのは、ただ「英語を公用語にする」としただけでなく、TOEICの点数と期限という数字目標を掲げたことです。

当初の点数目標は、新入社員は700点、役員は800点。

結構なハイスコアです。(その後、新入社員も800点になります)

★「TOEIC800点はどれぐらいのレベル?」と思ったらこちらの記事をどうぞ!

世の中ではこの方針に賛否両論でした。

もちろん楽天でも、TOEICだけでは英語を習得するには足りないこともわかっていました。

なので、TOEIC以外の英語学習プログラムも準備していました。

ただ、TOEICの点数を明確に打ち出すことで、社員全員がはっきりと目標を共有し、達成感を感じることができます。

それから8年、楽天社員のTOEICスコアは着々とあがっていきました。

先日のニュースで、楽天の社員の平均TOEICスコアが830点になったことが報じられました。

社内の会議も英語で実施されています。

また、TOEICの点数に加え、人材のグローバル化もすすみました。

ニュースでは外国人の社員が2割を超えたといっていますが、開発部門に限定すると、その割はもっと多いです。

2018年10月25日現在の楽天の募集要項では、「開発部全体の5割が外国人」と書かれています。

参照元:https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/faq/

素晴らしい成果です。

これまでの道のりについて、三木谷社長は英語でこう言っています。

やっぱり、すごく、大変だったんですね^^;

三木谷社長:”To be very very honest, we were not well prepared.This project is very very… you know, big one, and very challenging one.”

(参照元:https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000139196.html

楽天の英語化が他社へもたらした影響

楽天が英語公用語化宣言をした後、ほかにも社内に英語を広める、といった会社がつづきました。

有名なところだと、ユニクロ、シャープ、ホンダ、アサヒビール・・・などなど。

公用語化、とまでいかなくとも、TOEICの点数を採用や昇進の条件にする会社も増えています。

実は私は、以前TOEIC講師として、こういった会社でTOEICを教えていました。

ただ、実際に教えていて感じたことは、やっぱり、TOEICだけではきびしい、ということ。

もちろん、点数目標があるのは、いいことです。

ただTOEICはある程度文法や単語がわかっている人でないと、たちうちできません。

また、英語=テストのためのもの という学生時代からの意識が強化されて、「やっぱり英語が苦手」という人を増やしてしまうかもしれません。

TOEICスコアを昇進や採用の条件にする会社は、TOEIC以外でも英語学習のためのプログラムを準備できたら良いと思うのです。ただこれは理想論で、やっぱり会社の規模や予算、方針によってはむずかしいのも理解できます。

・・・なんて思っていたところ、楽天は最近「英語教育総合コンサルティングサービス」をはじめていました!

社内英語公用語化が成功したら、それを商品にして他社に販売しちゃう。

さすがです(^_^)

参照元:https://english.rakuten.co.jp/biz/

今後はTOEICだけではない形で、企業の英語化が進んでいくのではないかと思います。

今後の日本では英語が必須

ではなぜ英語が必要なのか。

今後、日本の人口はどんどん減っていきます。

そういったなかで市場を広げるのであれば、当然、日本以外が視野にはいっていきます。

また、優秀な人材を確保する必要もありますが、日本の人口が減っているので、やっぱり海外に目がいきます。

先日書いたメルカリも、日本で成功したら早々に、アメリカとイギリスへ進出しています。さらに新入社員の半分以上が外国人です。

競争力のあるプラットフォームを開発するには、優秀なインドのエンジニアが必要なのです。

つまり、売るためにも、商品を開発するためにも、海外に目をむける必要がある。

だから、英語が必要なのです。

三木谷社長の英語力

では三木谷社長自身の英語力はどうか?

2010年、社内英語公用語化がニュースになったので、当然、三木谷社長の英語力も取りざたされました。

そんな時期の決算発表を、三木谷社長は英語で行いました。

日本人が多くを占めるイベントで、英語をつかったのです。

出典元:https://youtu.be/0RrUUA3NwG

三木谷社長自体の英語力は、ものすごく流ちょうというわけではありません。

子供のころ少しアメリカに住んでいたこともあるそうですが、基本は、日本人として英語力をのばした人です。

大学卒業後、社会人になってから、努力して身に着けた英語です。

★【たかが英語】三木谷社長が英語学習、社内英語化について語った本です。

なので当時、色々な形で、批判的な意見もありました。

なかには、三木谷社長の英語力への批判もありました。

たとえば、当時のYahoo知恵袋をみてみると、こんな質問もあります。

質問:「三木谷氏が楽天の決算発表を英語でしましたが、英語の下手さに感心しました。話題作りで頑張っているんですかね」

こういったことを言われるのも、TOEICの点数目標を批判されるのも、すべて覚悟の上の選択だったのではないかと思います。

私は三木谷社長の英語力というより、この覚悟がすごいと感じます。

最後に、先ほどの三木谷社長の英語力批判に対する回答がすばらしいので、引用しますね。

出典元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1044829305?__ysp=5LiJ5pyo6LC3IOiLseiqng%3D%3D

結局、これ。

「下手な英語を話す度胸があるかないか」、英語を使うのに一番必要なのは、これなんです。

まとめ:楽天の英語公用語化について

楽天は2010年に社内英語公用語化を宣言しました。

それから8年、現在社員の平均TOEICスコアは300点アップして830点、外国籍の社員も2割を超えています。

ここまでくるのは、大変な道のりだったそうです。

楽天につづき、色々な会社がTOEICスコアを昇進や採用の条件にしています。

今後 市場を広げるにしても、優秀な人材を確保するにしても、外国に目を向けていく必要があります。

より広い職種で、英語は話せて当然の条件になっていく可能性があります。

最近は自動通訳・自動翻訳もニュースになっています。

ですが、ビジネスの根本はコミュニケーション。

自分の言葉でコミュニケーションを取れる人と、ツールに頼らないとコミュニケーションができない人、どちらが強いかは、はっきりしていますよね。

5年後、10年後のビジネススキルのために、やっぱり英語力は必須です。

★英語を仕事に使うと、これまで見えなかった日本もみえてくるかも!