: やあ。熊田くん。あと・・きみが、スーパーティーチャーかね?
きみが去ったあと、なぜか英語教育をうけたこともなさそうな農村のばあさんたちがぺらぺーらになっていたという、伝説の。。
: いや、まあ。そうなんですけども、あの件については、べつに、ぼくのせいじゃないっていうか・・。
: まあまあ。謙遜は結構。しかし、きみはちびーっと、時間にルーズなところがあるようだな。
残念ながら、きみがくるのがおそかったんで、我が社は別の教師にきてもらうことにした。
コンダ先生だ。
はじめまして。コンダです。せっかくお会いできたわけですが・・もう、あなたの役割はないですよ。わたしが、さるやま商事の皆様のTOEICの点数を、800点以上にしてみせますので。
: TOEICの点数があがっても、われわれの英語力は、あまり変わらないと思うんです!
: 熊田さん?あなた、TOEIC500点程度でしたよね?そういうセリフは、せめて800点を超えてからおっしゃったらどうです?
: しかし、現に800点を超えている同僚たちも、アメリカの取引先と話す際、以前とほとんどかわらず、会話に苦労しているわけです。
たしかに、すこしは聞きとる力はアップしているかもしれませんっ。
でも・・やっぱり、かわらないんです。
このまま全員で800点を目指して、なにか変わるんですか!?
コンダ先生のもとで、みんなでせっせと小手先の受験勉強みたいなことを学んでいますけれど、かえって会社の生産性を落とすんじゃないですか?
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