あいまい母音 シュワー
な・・なんだか、ずいぶんいいかげんな名前(なまえ)ね。
:ぼく、すきだなぁ。あいまいってことば。いいかげんでいいってこと?
:くまたくん・・それはちょっと、たんじゅんすぎよ。いくらなんでも、、
:単語(たんご)には、「アクセント」といって、いちばんつよくよむ音があるんだ。
たとえば、[pencil] は [e] のところがアクセント。
ここはちゃんと、フォニックスの「e」でだすよ。
だけど、[pencil] の [i] は、あいまい母音になるんだ。
発音記号(はつおんきごう)ってやつでかくと、[ə]
【ə】
pencilを聞いてみよう。[i]のとこにちゅういして、聞いてみて。
ぽかーんとした口で、声をだしてみよう。
「ア」でも「ウ」でも「エ」でも「オ」でもない、あいまーいなかんじで。
・・・といいつつも、じっさいの会話(かいわ)では、フォニックスの[u]の音になることもあるね。
【u】
:で、たとえば、[about] はアクセントがにばんめの[o]にくるから、さいしょの [a] はあいまい母音。
about ( 〜について)
[Japan] はアクセントがにばんめの[a]にくるから、さいしょの [a] はあいまい母音。
Japan (日本)
:つまり、アクセントをちゃんとだせば、あとは、わりとてきとうってことね?
英語(えいご)って、めんどうくさそうだけど、けっこういいかげんにできているんだよ。
まあ、ことばは「いきもの」だからね。
ぜったいにみんながおんなじ発音(はつおん)っていうのは、ないんだ。
すんでいる場所(ばしょ)や、国(くに)、性格(せいかく)によっても、ちがうしね。
はっきりいって、英語(えいご)は、アメリカ人やイギリス人なら、かならず発音(はつおん)がいいわけじゃない。
それに、中国(ちゅうごく)や、インドや、フィリピン、いろーんな国(くに)のひとたちも、英語をはなせる。
みんなにアメリカ人みたいに英語がうまい、とおもわれることがだいじじゃなくって、みんなにつたわる英語をはなせて、いろんな国のひとたちとはなすことができる、これがだいじなんだ。
ざんねんながら、Apple をカタカナにして、「アップル」っていうカタカナ英語じゃ、つたわらない。
みんなとおなじルールで、英語を話す。これが、だいじなんだ!!
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