英単語が覚えられない!全米チャンピオンに学ぶ覚え方のコツ

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私は英語を教えていくなかで、

「英単語を暗記するのが大変・・」
「もう若くないから、英単語は覚えられない」

こんな言葉を聞いてきました。

でも、実は、【英単語を覚えるには記憶力が必要】というのは、間違いなんです。

問題は、記憶力ではなくって、覚え方なんです。

私たちは覚えてもすぐ忘れてしまう

こちら、エビングハウスの忘却曲線という、人間の記憶力に関するかなり画期的な実験の結果です。

老若男女集めて 適当にならべたアルファベットをみせ、それを一定時間経過後、どれぐらい覚えているかテストした結果です。

横軸が時間、縦軸が記憶量

【エビングハウスの忘却曲線】

*参考サイトhttp://www.dalorengroup.com/program/

なんど・・・我々は、覚えたと思った1時間後に56%忘れちゃうんです。

さらに1日たったら74% 忘れちゃうんです。

つまり、覚えたことを翌日忘れちゃうのは、きわめて普通のことなんです。

なぜ私たちはすぐ忘れちゃうの?

ではなぜ私たちは、せっかく覚えたものをどんどん忘れちゃうのか?

それは私たちの脳のせい。

脳は実は、一番エネルギーを使う場所。

普通に生きているだけで、取得したエネルギーの20%は脳が使っちゃいます。

通常以上に使うにはすっごいエネルギー量が必要になります。

将棋や囲碁のプロは、1試合で数キロ痩せる、なんて言われています。

わたしは「ちはやふる」という漫画が好きですが、競技カルタも、かなり脳を使うゲーム。

主人公は試合の後、猛烈にチョコレートを食べて糖分補給をしています。

でも将棋の羽生名人も、ちはやふるの主人公も、やせてます。

脳をフルに使うのは、究極のダイエットにもなっちゃうんです。

今の飽食の日本だったら、脳トレダイエット、というのもいいかもしれません。

ただ、昔は食料調達がむずかしい。

そんなに景気よくエネルギーを使っていたら、すぐ餓死しちゃいます。

そのため、私たちの脳は、適当に忘れていける、省エネ構造になっているのではないでしょうか。

世界記憶力チャンピオンの物の覚え方

記憶力そのものが頼りにならないとすると、ではどうやって英単語を覚えたらいいのでしょう・・

全米記憶力チャンピオンのNelson Dellisさんによると、それは、イメージ力だそうです。。

Dellisさんは、なんと、5分以内に300以上の数字を暗記できてしまいます。

*参考記事:Brain World http://brainworldmagazine.com/usa-memory-champ-nelson-dellis-shares-memory-secrets/

ですが彼は、「自分には特別な能力があるわけではない」、といいます。

記憶には、コツがあるそうです。Dalisさんの暗記の方法は、

1.覚えなきゃいけないものをイメージに変換する。

2.そして、パソコン上できちんとフォルダに整理していくように、脳の場所にきちんといれていってあげる。

3.覚えるものを、ただの文字や数字の羅列ではなく、イメージに変換することで、意味のあることに変える。

頭の中の情報に、なにか意味を持たせていっているんですね。

ちなみにDellisさん、なぜ記憶力チャンピオンになるまで記憶力を磨いていったかというと、

アルツハイマー病にかかってしまったおばあさんがいたからだそうです。

どんどん記憶を失っていくおばあさんを見ているのって、せつないですよね。

そのとき、「自分は、そうなりたくない。そうならないために何かできないか」、と考えたころから、記憶力をきたえるようになったそうです。

この記事を読んだとき、さすが、チャンピオンになるマインドだなって思いました。

悲しいことも、不幸なことも、自分の考え方次第で、何か意味のあること、自分にとってプラスになることに変えていけるって、素敵ですね。

記憶のカギは感情

Dellisさんの記憶の仕方 「イメージ力」ですが、私たちも、もちろんマネできます。

ほかにも、物を覚えるときに効率の良い方法、いくつかあります。

鍵は、「感情」です。

たとしは、6月7日という日付を一度聞いても、簡単に忘れちゃいますよね。

でも もしこの数字が、私たちにとって大事な人の誕生日だったら、どうでしょう?

6月7日はただの日付ではなく、「特別な日」になりませんか?

こんなふうに、私たちは自分にとって意味ある事、自分の気持ちをゆれうごかされること、自分の興味がひかれるものは、そうでないことより、ずっと簡単に記憶できるようになってます。

この性質を利用すると、英単語の覚え方、こんなふうに覚えられます。

1.体を動かしたり、声にだしたりする(気持ちがはいりやすくなります。)

2.知っているものをつなげて覚える~接頭辞

接頭辞(単語の最初につくもの)には意味があります。

いくつか覚えておくと、いいですね。

たとえば「pre」は、「前」という意味のある接頭辞です。

preparation(準備)、previous(前の)、predict (予想する)など。

初めてみた単語でも、最初に「pre」がついていたら、意味を推測できるようになります。

日本語の漢字の部首も、似たような感じですよね。たとえば 草冠がついている漢字をみると、植物に関係するものだ、という察しがつきます。

*参考サイト:http://eikaiwa.dmm.com/blog/20555/

3.知っているものとつなげて覚える~品詞の変化

日本語もそうですが、ひとつの単語を覚えれば、その単語から派生している品詞を覚えるのが簡単です。

たとえば accident (事故、偶然おこったこと) という名詞を知っていれば、accidentallyという副詞がくると、偶然に・・かな?なんて意味を推測できます。

このとき、副詞は最後に「ly」がつくものが多い、

形容詞は、「ous」で終わるものが多い。

名詞は、「tion」で終わるものが多い。

というルールが何となくわかるようになっていると、便利です。

記憶する必要はありません。なんとなくわかるようになっていれば大丈夫。

*参考サイト:http://86toeic.com/toeic4987

4.知っているものとつなげて覚える~もう、ダジャレでもなんでも使う。

最終的には、これですね^^

頭の中で適当にオヤジギャグを作っちゃってもいいかと思います。

たとえば、Questionnaire はアンケートという意味ですが、「クエスチョン、練る」というふうに覚えられます。オヤジギャグが好きな方は、英単語を覚えるのがうまいかもしれません^^

5.何度も繰り返し見る

最後に、この方法。

何度も繰り返し見聞きすると、きっとそれは重要情報だと、脳が判断してくれます。

なので、最初は覚えたと思っても、毎日、見てください。

2日か3日間ぐらい毎日見て、その1週間後にもう一度見る、というのがおすすめです。

6.英単語テストをする

テストの目的は、もちろん、100点を取ることじゃありません。

「うわ、思い出せない・・・なんだっけ!?」というストレスを自分に加えること、そして回答をみたときに「ああ、そうだったー!!」と気持ちをゆさぶり、やっとめぐりあえたその英単語を覚えやすくするためです。

いかがですか。使っている方法ありました?

おすすめとしては、1から4の方法+5+6 です。

英単語の記憶は面倒です。

ネイティブ並みに覚える必要なんてありません。基本英単語さえ覚えておけば、あとは色々と言い換えでのりきれます! これがまた大事なので、そのあたりまた書きますね。

おすすめ基本英単語本

中学1年生の単語からやりなおしたい!!という方は、こちら キクタンEntry。become, laugh などの基本単語から覚えられます。

ある程度は大丈夫、という方は、こちら。キクタン基本編。これだけの単語が自由に出し入れできるようになれば、英語を話すのが楽になってきます。

ポイントは、英単語を「自由に出し入れできる」まで覚えること。

読んだときに意味が分かるのと、いつでも好きな時にとりだせるのと、じつは、だいぶ違います。

「読んだらわかるけれど、口からでてこない・・」という場合は、まだ少し、覚えかたが足りないかもしれません。

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