TOEICと英検どっちを受けるべき?失敗しない英語の試験選び

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「英検とTOEIC、将来のために、どっちを受けたほうがいい?」

時々、こんな質問をされることがあります。

試験勉強には時間もエネルギーも必要。選択ミスはしたくないですよね。

正解は、

あなたが日本の会社に英語力をアピールしたいのなら、断然、TOEIC!

少しアカデミックで、全体的な英語力をアップさせたいなら、英検!

ついでにいいますと、海外に留学を考えているなら、TOEFL(トイフル)、IELTS(アイエルツ)です。

それぞれの試験のメリット・デメリット、そして点数比較、お伝えしていきますね。

あなたの将来にいかせる試験はどちらか、はっきりわかります♪

各試験のメリット・デメリット

TOEICのメリット・デメリット

一般的にTOEICというと、リスニング(聞く)とリーディング(読む)からなるTOEIC L&R のことを指します。

2017年の受験者数は、なんと、250万人。

出典元:http://www.iibc-global.org/iibc/press/2018/p092.html

いろいろな国で受験可能なものの、日本と韓国以外では、実は、それほどメジャーではありません。

そのため、「日本と韓国でしか重要視されていないテスト」と、ちょっとバカにされた言い方をされたりします。

ですが、日本の企業での影響力は、やっぱり絶大。

数年前、あの楽天が、社員の英語力アップをアピールするのに、「全員にTOEIC800点以上取らせる!」と宣言してニュースになりましたよね。

楽天にならって、TOEICの点数を、従業員の英語力アップの目標に掲げる企業が出てきています。さらに、昇進の条件にTOEICのスコアを設定する会社まであるんです。

他のテストと比較したTOEICのメリットとデメリットは、次のとおり。

TOEICのメリット

◆ビジネス関連の実用単語が多い

◆頻繁(毎月)開催しているので好きなタイミングで受験できる

◆受験料が安い(税込5,725円)

◆良い教材・対策本が沢山売られているので、独学も可能

◆日本のビジネス社会で効果絶大・履歴書に書ける

デメリット

◆一般的に点数目標にされるTOEIC L&R テストには、話す、書くといったアウトプットの練習がない。点数だけ高くても、実務に役立たない場合がある。(別途アウトプットの練習必要)

◆問題数が多く、英語力に加え、集中力やスピードが必要。英語の試験にも関わらず、スポーツに例えられることすらある!

英検のメリット・デメリット

では、次に英検です。

TOEICに押されがちの英検。これから一体どうなっちゃうのか?

こちらが2017年の英検の受験者数。

英検IBA、英検Jr.も込みの数字ですが、やっぱりまだ、TOEICより受験者数多いです。

出典元:http://www.eiken.or.jp/eiken/merit/situation/

特に、小学生、中学・高等学校の人数の多さが特徴。

大学受験のときにも点数が効果をもつので、今後もすたれず、学生向けのテストとして、一定の影響力を持ちつづけるのではないかと思います。

英検のメリットとデメリットは、次のとおり。

メリット

◆日本の学生には英語力の証明として使える

◆大学入試でも活用可能

◆級によるが、読む・書く・聞く・話すという4つの技能をバランスよくのばせる

デメリット

◆級があがると実用的ではないアカデミックな単語を覚える必要がでてくる

◆級があがると受験料が高くなる(5級2500円、1級8400円)

◆3級以降二次試験(面接)があり、2回受けなければならない。

◆決まった時期(年3回)しか受けられない

小学生の英検事情

すこし脱線しますが・・・小学生の英検について、もう少しご紹介しますね。

英検のもうひとつの特徴は、小学生受験者数の伸びが、すごいこと。

出典元:https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2016/pdf/20160913_pressrelease_child201601.pdf

背景には、小学生に英語教育が導入されたことがあると推測されます。

レベルも、どんどん上がっています。

英検準1級という、結構な難関レベルを受ける小学生も増加中。

出典元:https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2016/pdf/20160913_pressrelease_child201601.pdf

形がよく定まらない「英会話」と違い、「英検」は、英語力がきちんと目に見える形になります。

ここに目をつけて、英語教室も、小学生の英検を広めています。

英検は、問題の形式も決まっているので、子供にちゃんと勉強させれば、受かります。

英会話学校と違い、英検のための勉強は、ネイティブ教師でなくても、それほど英語力が高くなくても、教えられます。

先生のお給料も安くおさえられるので、教室の運営も楽なんですね。

すると、英検のための塾も、わりとお手軽価格になります。

「子供の英語力を伸ばしたい!」という親子さんの気持ちをガッチリつかめるわけです。

きちんとした形で英語力が証明されるうえ、英会話に比べて価格が安い。

子供にも自信をもたせられる。

このあたりが、英検が小学生に広まっている背景。

小学生から英検を受ければ、中学・高校に進学しても、より高いレベルを目指す子供は、一定数いますよね。

こういったところからも、英検は、今後もメジャーな試験であり続けるのでは、と思います。

IELTS・TOEFL

IELTSはイギリスの大学に留学したい人向け、TOEFLはアメリカの大学に留学したい人向けのテストです。

英検かTOEICか、あるいはIELTSかTOEFLかを悩む人は、あまりいないかな、という気がします。

現地の授業を受けるためのレベルが求められるので、難易度は、高め。

受験者も限られているので、一般の本屋さんには、あまり対策本は置いていません。

独学で難しい人は、専門の学校に行く必要があります。

このあたりが、デメリットでしょうか。

英語試験のレベル比較

各英語の試験の点数比較は、こちら。

それぞれの試験で、「これ以上はとらないと、点数を書く効果がない!」というラインに黄色マーカーをつけてみました。

IELTS/TOEFL/TOEIC/PTE/英検 スコア換算表目安

参照元:http://ieltsnavi.com/score_conversion.html

*いろんなTOEFLがありますが、現在はTOEFL iBTが主流なようです。

最低ラインは、英検2級≒TOEIC600点あたり。

英語力アピールであれば、それより1ランク上、英検準1級、TOEICなら700点以上、ほしいところです。

まとめ:TOEICと英検どっち?

せっかくの英語力、ぜひ、テストを受けて、証明できる形にしたいですよね。

結論としては、

◆「英語力を仕事のために証明したい!」という場合は、TOEIC。

◆「学生のうちに英語力を証明するテストをうけたい!」「読む・書く・聞く・話すをすべて1つのテストで勉強したい」という場合は、英検。

◆海外に留学するなら、その大学が認めている試験。イギリスならIELTS、アメリカならTOEFLが一般的。

私は、「どちらか決められない!」という大人には、TOEICを進めています。

今すぐ転職や再就職する気がなくても、せっかくなら、いざというとき履歴書に書きやすいほうがよいかな、と思うのです。

ただ、「TOEICのあのスピード感についていけない・・・」と返されることもあります。

そんなときには、「大丈夫、慣れます!」と、答えています^^;

実際、そうなんです。

英検もTOEICも、そして他の試験も、それなりのクセがあるんです。

高いレベルにいくには、それに慣れていく必要があるんです。

あなたの貴重な時間を無駄にしないように、ぜひ、ご自身の目的にあったテストを選んでくださいね。

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